BC-ROBOPとは

BC-ROBOPの設立

ビーチクリーンロボットプロジェクト(BC-ROBOP)「ロボットと市民が協力して海をきれいにする社会」を目指し、2017年4月、福岡県宗像市の市民団体、九州大学と九州工業大学の研究者、研究広報を専門とする事業者が協力して活動をスタートしました。

2018年6月には正式名称「一般社団法人BC-ROBOP海岸工学会」を設立しました。
英語名称は”The Institute of BC-ROBOP Coastal Engineering”です。
この学会は、海岸清掃および海岸管理に関する学術技芸を考究し、関係するロボットに関する機器開発やロボットによる作業などロボット工学を含む海岸・海浜活動に関する技術の発展・普及と清掃活動の振興に関する活動を行い、もって国民や世界中の人々の海岸および海浜の理解の増進に寄与することを目的としています。

1. 海ゴミ問題の現状と課題
「『海ゴミ』(海の漂流漂着ゴミ)は世界各地で膨大な量が発生しており、大量消費・廃棄社会の問題が越境汚染や広域汚染として拡大しています。」
2. プロジェクトの目的
– ロボット導入と人材育成の融合
 「本プロジェクトでは、親子が参加する漂着ゴミの収集活動にロボットを導入し、作業負担 を軽減するとともに、楽しく参加できる活動を目指します。また、多様性を重視した人材育成を通じて、環境問題への理解と持続的な活動を促進します。」
– 海洋人材の育成
「清掃活動を通じて、次世代の海洋人材を育成し、地域社会に貢献します。」
– 教育活動の展開
「清掃活動を教育活動としても活用し、地域の環境意識を向上させることを目指します。」
3. 具体的な取り組み
– ロボットと子供たちの協働
「負担の多い清掃活動を、子供たちとの遊びを交えながらロボットを活用することで、楽しく効率的な清掃活動に転換します。」
– 実証実験の実施
「玄界灘海岸において、持続可能な海ゴミの回収および処理方法を検討するための実証実験を行い、具体的な解決案を策定します。」
4. 環境教育と意識の向上
– 親子参加型の教育活動
「親子で漂着ゴミを収集する活動を通じて、環境問題への興味を引き出し、考える機会を提供します。」
– 多様性の尊重と地域社会への還元
「さまざまな背景を持つ人々が協力することで、多様性を尊重しながら地域の環境改善に貢献します。」
5. まとめと期待される効果
– 持続可能な未来への提案
 「本プロジェクトは、海ゴミ問題の解決に向けた新しいモデルを提案するとともに、多様性を重視した人材育成を実現することで、持続可能な社会の形成に寄与することを目指します。」

清野 聡子 (せいの・さとこ)
…プロジェクトリーダー・責任者・海ゴミの研究者。
一般社団法人BC-ROBOP海岸工学会 理事長
九州大学大学院工学研究院環境社会部門 准教授
九州大学-研究者情報 [清野 聡子 (准教授) 工学研究院 環境社会部門] (kyushu-u.ac.jp)

宗像の環境を考える会
…海岸清掃の実施、市民向けイベントの実施など、地域での活動を行っている。
吉柳 隆行 理事 
http://meitomu.com/archives/group/kankyou
吉冨 容 理事 事務局 
一般社団法人BC-ROBOP海岸工学会 | BLUE SHIP (blueshipjapan.com)

CANPAN FIELDSに掲載されている 一般社団法人 BC-ROBOP海岸工学会 の情報ページもご覧ください。
https://fields.canpan.info/organization/detail/1845438967